寄り添って支え続ける
2020年2月から、縁あってウィズ・ソリューションの社長を務めることになりました。
前職は税理士事務所に約8年間勤務していたんですが、30代後半になりこれからの人生をもう一度見直してみようと退職を決意した際に、監査担当として関わっていたウィズにもそのことを伝えたところ、「会社を持続的に成長発展させ、末永くお客様に安心していただけるよう、若手スタッフを積極的に採用していきたいと考えている。そのリーダーとしてぜひ入ってくれないか?」とオファーをいただいたのがキッカケです。
その時は、まさか「リーダー=社長」だとは想像していませんでしたが(笑)、大胆な発想を熱い情熱を持って成し遂げていく会社であることは知っていたので、引き受けることに迷いはありませんでした。
前職で多くの中小企業経営者の方と関わってきて強く感じたこと。
それは「経営者は日々孤独と戦い、不安を抱えながらも頑張っている」ということです。
そんな経営者の方たちが、私と会うと笑顔になってくれるんです。
例えどんなに不安なことでも、誰かに話すことで客観視できる。そうすることで霧が晴れて、進むべき方向性や具体的な対策が見えてくるんですね。
つい目を背けがちな「お金回り」のことも、誰かと定期的にその機会を持つことで、早め早めに対策を講じることができます。
挫折の日々からの気づき
実は私は大学卒業後、すぐには就職をせずに公認会計士試験に挑戦する道を選んだのですが、その決断を両親は何も言わず受け容れてくれました。
「すぐに受かるだろう」若さゆえ根拠のない自信だけでスタートさせてみるも、不合格を重ねるうちに、受かることへの希望を落ちることへの不安がどんどん上回るようになってきて、試験終了から合格発表までは、大げさでなく震えが止まらない日々を過ごしていました。
5回目の挑戦でやっと合格できた時、母に報告すると号泣しながら喜んでくれました。
父は表情にこそ出しませんでしたが、同じ思いであったと感じています。
その時私は初めて気がついたんです。
「自分が孤独や不安に負けることなく最後までやり遂げることができたのは、両親がいつもそばで寄り添い、私を信じて支え続けてくれたおかげなんだ」と。
両親から受けた想いを社会へ・・・
保険代理店の経営を通じ、保険によるリスクマネジメントで「安心をお届けする」だけではく、お金回りの課題にとどまらず経営に関わることを「こんなこと聞いてもいいの?」って思うことなくいつでも気軽にご相談いただけるよう、いつも近くで「寄り添って」「信じて」「支え続け」たい。
両親から受けた想いを、これからは積極的に社会に還していくことが私の使命です。